先日、大学でレッスンをしていたら、メンコン(メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲)を弾いていた学生さんが、「ピアニストとあわせをして楽しくなってきました!」と嬉しそうに言っていました。
その言葉で思い出したのは、数年前、メンコンをオーケストラと一緒に演奏させていただいたときのこと。
それまでメンコンは、試験やコンクールで弾く場面ばかりでしたが、
演奏会という場で弾くことが出来て、とても楽しく、気持ち良く演奏したことを覚えています。
自分の演奏はどうだったかな、と昔の映像を見てみると・・・
早送りしてるの?!と言わんばかりに速いテンポ!
え、私、こんなに速く弾いてたの?!
かなり衝撃でした。
「昔は若かった・・・」ということなんでしょうか。
自分が学生の頃、先生が「昔は絶対にラ(A)の音を正確に歌うことが出来たけど、今はいつも、ちょっとピッチが低いのよね・・・年をとると音程が低く感じるらしいのよ」と言っていたことを思い出しました。
テンポも、年を重ねると感じ方が変わってきて、
ゆったりとしたものを好むようになるのでしょうか。
といってもまだ自分は若手だと思っています(汗)